洗濯機を回しているとき、「ガタガタ！」という大きな音や振動にヒヤッとしたことはありませんか？
「ご近所迷惑になっていないかしら…」と気になりだすと、洗濯機を回す時間帯にも悩みますよね。
実は、そんなお悩みを解決してくれる救世主が「防振ゴムマット」なんです。
この記事では防振ゴムマットの効果や選び方について、分かりやすくお話ししていきますね。
洗濯機の振動問題とは？
まずは、どうして洗濯機があんなに大きく揺れてしまうのか、その正体を知ることから始めましょう。
原因が分かれば、怖がることもなくなりますよ。
振動の原因を知る
洗濯機の振動の主な原因は、洗濯物の偏りと設置場所の水平さにあります。
洗濯槽の中で衣類が片寄ってしまうと、高速回転したときに遠心力で軸がブレてしまい、それが本体全体の揺れに繋がるからです。また、床が少しでも傾いていると、揺れはさらに大きくなります。
例えば、
こういったときにガタガタと大きな音がしませんか？あれがまさに「偏り」による振動です。
洗濯物の入れ方や、洗濯機が平らな場所に置かれているかをチェックすることが第一歩ですね。
振動の影響とトラブル
振動を放置すると、騒音トラブルや床の破損だけでなく、洗濯機の故障にも繋がります。
振動は壁や床を伝って響くため、特にマンションやアパートでは階下や隣のお部屋への騒音になりやすいんです。
また、激しい振動は洗濯機のモーターや軸に負担をかけ続けてしまいます。
実際に「『夜の洗濯機の音がうるさい！』と、ご近所から苦情が来てしまったよ～」という話もよく耳にします。
ひどい場合は、振動で防水パン（洗濯機の下のトレイ）にヒビが入ることもあるようです。
ご近所トラブルや余計な修理費を防ぐためにも、早めの対策が大切ですよ。
洗濯機の種類による違い
ドラム式洗濯機は、縦型よりも振動が大きくなりやすい傾向があります。
ドラム式は叩き洗いをするために、斜めや横方向に回転するので、重力の影響を受けやすく、揺れがダイレクトに床に伝わりやすい構造だからです。
一方、縦型は水流で洗うため、比較的揺れは穏やかです。
おしゃれで節水できるドラム式に買い替えたら、「以前より音が響くようになった気がする」と感じるのはこのため。
とくにお使いの洗濯機がドラム式の場合は、しっかりとした振動対策をおすすめしますよ。
防振ゴムマットの基本知識
色々な対策グッズがありますが、一番手軽で効果的なのが「防振ゴムマット」です。
一体どんなものなのか、基本をサクッとおさらいしましょう。
防振ゴムマットとは？
防振ゴムマットとは、洗濯機の脚の下に敷くことで振動を吸収してくれる「厚手のゴム製パッド」のことです。
ゴムの弾力性がクッションとなり、洗濯機から床へ伝わる振動エネルギーをカットしてくれますよ。
イメージとしては、車のタイヤやスニーカーの底のような役割ですね。
硬い床に直接置くよりも、間にゴムを挟むことで衝撃を和らげてくれるんです。
置くだけで手軽に導入できる、一番ポピュラーな振動対策グッズと言えますね！
効果的な設置方法
設置するときは、4つの脚すべてに均等に敷き、水平を保つことが最も重要です。
1箇所でもズレていたり浮いていたりすると、かえってガタつきの原因になり、効果が半減してしまうからです。
ご家族に手伝ってもらって洗濯機を少し持ち上げ、脚の真ん中にゴムマットが来るように丁寧に設置してください。
その際、脚周りのホコリを掃除しておくと、マットが滑りにくくなりますよ。
少し大変な作業ですが、ここを丁寧に行うことで効果が劇的に変わります！
デメリットと逆効果
床の材質が柔らかすぎる場合、防振ゴムを敷くことでかえって揺れが大きくなる「共振」が起きることがあります。
床自体がフワフワしている（クッションフロアなど）上に、さらにゴムで柔らかさを足してしまうと、足元が不安定になり、洗濯機の揺れが増幅されてしまうことがあるからです。
もし設置後に「あれ？余計に揺れるようになったかも？」と感じたら、このケースかもしれません。
その場合は、ゴムの下に硬い板を敷くなどの工夫が必要です。
万能に見えるゴムマットですが、床との相性があることも知っておいてくださいね。
おすすめの防振ゴムマット
いざ買おうと思っても、種類がたくさんあって迷ってしまいますよね。
そこで、評判が良い防振ゴムマットを紹介します。
人気製品ランキング
Amazonや楽天などの通販サイトでは、「東京防音」や「カクダイ」といったメーカーの製品が常に上位にランクインしています。
これらは防振専門のメーカーや水回り専門のメーカーが作っているため、ゴムの品質が良く、耐久性や振動吸収率が高いと評判だからです。
特に「hmd-5510」のような型番の製品は、「本当に静かになった！」という口コミが多く、ロングセラー商品として信頼されていますよ。
迷ったら、多くの人が効果を実感している専門メーカーのものを選ぶと失敗が少ないですよ。
ニトリの防振ゴムマット
身近な「ニトリ」の洗濯機用防振マットも、コスパが良くておすすめ。
4個セットで1,000円〜2,000円とお手頃価格でありながら、しっかりとした厚みがあり、さらに店舗ですぐに手に入る手軽さがありますよ。
お買い物のついでに見てみてください。白や黒などシンプルなデザインが多く、洗面所のインテリアを邪魔しないのも嬉しいポイントですね。
まずは手軽に試してみたいなら、ニトリの製品から始めてみるのもいいでしょう！
価格帯とサイズの選び方
防振ゴムマットは、1,500円〜3,000円程度のしっかりした製品を選ぶと安心です。
サイズは洗濯機の脚より一回り大きいものを選びましょう。
あまりに安すぎる（数百円程度の）ものは、以下のようなデメリットがあります。
また、サイズがギリギリだと脱水時の揺れで、脚がマットからずり落ちてしまう危険も。
脚の直径を事前に測り、それよりもプラス1〜2cm余裕があるサイズを選ぶと安定します。
少しお値段は張っても、長く使えるしっかりしたものを選ぶのが、結果的に安上がりになりますよ。
振動軽減のための具体的対策
グッズを買う前に、今すぐお家でできる工夫もたくさんあるんです。
ちょっとした見直しで、驚くほど静かになるかもしれませんよ。
洗濯機の設置場所を見直す
洗濯機が壁や家具に接触していないか、もう一度チェックしてみてください。
洗濯機本体が動くとき、わずかでも壁や洗面台に触れていると、そこから「カタカタ」という接触音が響いてしまうからです。
左右と後ろに、指一本分くらいの隙間は空いていますか？
意外と、振動で少しずつ位置がズレて壁に当たっていることがあります。
マットを敷くついでに位置を微調整して、しっかりと隙間を確保しましょう。
冷蔵庫との組み合わせ
余った防振ゴムマットや、同じシリーズの製品を冷蔵庫に使うのもアリです。
冷蔵庫もコンプレッサーの振動で、「ブーン」という音を出していますよね。
キッチンと洗面所が近い場合、両方の振動が床を伝わって共鳴することもあります。
とくに深夜、静かな時間に冷蔵庫の音が気になることってありますよね。
洗濯機用として売られているマットでも、耐荷重がクリアしていれば冷蔵庫に使えます。
家全体の「音ストレス」を減らすために、冷蔵庫の足元対策も一緒に検討してみてくださいね。
簡単DIYでの設置方法
柔らかい床の場合は、防振ゴムの下に硬い板やレンガなどを敷く「プチDIY」が効果的です。
足元の土台を硬く安定させることで、ゴムマットが本来の吸収力を発揮できるようになるからです。
ホームセンターで売っている洗濯機用の「かさ上げ台（プラスチック製の台）」と防振ゴムを組み合わせるのも良い方法です。
これなら土台が安定しつつ、振動もカットできますよ。
床の強さに不安がある場合は、ゴムだけでなく「硬い素材」との組み合わせを試してみてくださいね。
ポチップ
防音対策と騒音軽減
振動だけでなく、あの「音」自体をなんとかしたい！という方へ。
ゴムマットと組み合わせてさらに静かさを追求するテクニックをお伝えします。
防振ゴムと吸音材の組み合わせ
もっと静かにしたい場合は、防振ゴムに加え、壁に「吸音材」を貼るとさらに効果がアップします。
防振ゴムは「床への振動」を防ぎますが、洗濯機から出る「モーター音や水流の音（空気中の音）」までは消せないからです。
洗濯機の裏側の壁や側面に、フェルトボードなどの吸音パネルを立てかけるだけでも、音が反響するのを防いでくれますよ。
「振動対策と音対策」ダブルで行うことで、劇的に静かな環境が作れます。
夜間の騒音問題とその対策
防振グッズを使っていても、やはり夜9時以降の洗濯は控えるのがマナーとして無難です。
夜間は周囲が静かなため、昼間は気にならないような小さな振動音でも響いて聞こえてしまうからです。
どうしても夜に回さなきゃいけない時は、
といった工夫を併用しましょう。
グッズに頼りすぎず、時間帯への配慮も忘れないようにしたいですね。
効果的な時間帯の利用法
タイマー予約機能を活用して、朝〜夕方の時間帯に終わるようにするのがベストです。
日中は生活音（車の音や話し声など）が多いため、洗濯機の音が紛れて目立ちにくくなるからです。
朝起きる時間に合わせて仕上がるように予約しておけば、起きてすぐ干せますし、ご近所への迷惑も最小限で済みますよね。
防振マットで音を抑えつつ、日中の時間帯を有効活用するのが一番のトラブル回避術です。
実際のレビューとユーザーの声
実際に使ってみた人たちの本音、気になりますよね。
成功した人の声だけでなく、失敗談からも学んで賢く対策しましょう。
クチコミから見る効果
多くのクチコミでは「もっと早く買えばよかった！」という声が圧倒的に多いです。
数千円の投資で、毎日の「うるさいな…」というストレスから解放される費用対効果の高さが評価されているからです。
こういった喜びの声がたくさん寄せられています。
悩んでいる時間がもったいないくらい、効果を実感されている方が多い印象ですね。
使用タイミングと満足度
引越しや洗濯機の買い替えのタイミングで導入した方は、特に満足度が高いようです。
最初から設置しておけば、重い洗濯機を後から持ち上げる苦労もありませんし、床に傷がつくのも最初から防げるからです。
もちろん後から設置した方も、「苦労して持ち上げた甲斐があった」と満足されています。
ただ、やはり設置は男性の手が必要だったりして大変なようですね。
もしこれから買い替えの予定があるなら、搬入業者さんに渡して設置してもらうのが一番賢い方法ですね！
成功事例と失敗事例
成功のカギは「サイズ選び」と「水平確認」です。
失敗事例の多くは、サイズが合わずに外れてしまったケースです。
洗濯機の脚は脱水時に激しく動くため、ギリギリのサイズや薄すぎるマットだと、振動に耐えきれずズレ落ちてしまうことがあるからです。
「設置して数日で洗濯機がマットから落ちて斜めになっていた…」という失敗談もあります。
これは、ふち（土手）が付いているタイプや、大きめのサイズを選ぶことで防げます。
これから選ぶときは、脚がズレ落ちないような形状（くぼみがあるタイプなど）を選ぶと安心ですよ。
使用時の注意点と定期的なチェック
「設置して終わり！」ではもったいありません。
安全に、そして長く効果を保つために知っておいてほしいポイントをまとめました。
洗濯物や排水の配慮
防振ゴムマットで「かさ上げ（高さを出すこと）」をすると、実は排水もスムーズになるというメリットがあります。
排水ホースに勾配（傾斜）がつくため、水が流れやすくなり、ホースが押しつぶされるのも防げるからです。
振動対策のつもりで置いたのに、「最近よく出ていた排水エラーが出なくなった！」という嬉しい誤算もよくある話なんですよ。
振動対策と同時に、排水トラブルの予防にもなるなんて一石二鳥ですよね。
定期的なメンテナンスが必要な理由
半年に一度くらいは、マット周りのホコリをチェックし、ズレがないか確認しましょう。
洗濯機の下は湿気やホコリが溜まりやすく、マットが劣化したり、振動で徐々に位置がズレてきたりすることがあるからです。
クイックルワイパーなどで隙間を掃除するついでに、「ちゃんと脚が真ん中に乗っているかな？」と覗いてみるだけでOKです。
安全に使い続けるために、時々のチェックを習慣にしてみてくださいね。
高負荷時のトラブル対策
マットを敷いているからといって、洗濯物を詰め込みすぎるのはNGです。
許容量を超えた洗濯物は、いくら高性能なマットでも吸収しきれないほどの大きな揺れを引き起こし、マットの破損や洗濯機の転倒リスクを高めるからです。
週末のまとめ洗いや毛布などの大物を洗うときは注意して、無理のない量に分けて洗うようにしましょう。
道具に頼るだけでなく、正しい使い方もセットで考えることが大切ですね。
まとめ
この記事をまとめます。防振ゴムマットを選ぶときは、以下の3点をチェックしてください。
上記の3点がしっかりしていれば、振動吸収効果が高く、ズレ落ちる事故も防げるからです。
「厚さ1cm以上」「脚より一回り大きい」「脚がハマるくぼみ付き」のタイプが、とくに評判が良いですよ。
振動対策をすることで、心に余裕を持って家事ができるようになります。
「いつ終わるかな」「うるさくないかな」という小さなストレスがなくなるだけで、毎日の家事がぐっと楽になります。
音が静かになれば、洗濯機が回っている間にお子さんとお昼寝したり、好きなドラマに集中できたりと、自分時間をより楽しめますよね。
ネットのレビューなども参考にしながら、ご自宅の洗濯機に合う運命の一枚を見つけてくださいね！
▼振動の悩みから解放してくれる防振ゴム・パッドはこちら
▼土台を安定しつつ、振動もカットできる「かさ上げ台」はこちら
ポチップ
▼音が反響するのを防いでくれる「吸音材」はこちら
