「朝のお弁当作りが劇的に楽になる!」 そんな触れ込みで人気の仕切りフライパン(センターエッグパン)。
テレビやSNSで見かけて「欲しい!」と思ったものの、検索してみると「使いにくい」「洗いにくい」「火が通らない」といったネガティブな言葉が並んでいて、購入を迷っていませんか?
結論から言うと、仕切りフライパンには明確な「使いにくさ」が存在します。
しかし、そのデメリットを理解した上で使うならば、お弁当作りの時間を半減させる「神アイテム」になることも事実です。
この記事では、広告には書かれていないリアルな欠点と、それでも手放せない人がいる理由を正直に解説します。
なぜ「使いにくい」と言われる?購入前に知っておくべき3つの壁
多くの人が購入後に「こんなはずじゃなかった」と感じるポイントは、大きく分けて3つあります。
①:洗い物のストレス(角が洗いにくい問題)
最大のデメリットは、一般的なフライパンに比べて「圧倒的に洗いにくい」ことです。
仕切りがあることでフライパンの中に複数の「狭い部屋」ができ、そのすべての部屋に「角(隅)」が存在するためです。
丸いフライパンならスポンジでぐるっと一周すれば汚れが落ちますよね。

仕切りフライパンの場合、仕切りの隅っこに油汚れや卵のカスが溜まりやすいです。
普通のスポンジでは角まで届きにくく、指先でスポンジを押し込んだり、場合によってはブラシを使ったりと、1枚洗うのに通常の3倍気を使う必要がありますね。
「調理後の洗い物をサッと終わらせたい」というタイプの人にとっては、このひと手間が毎日のストレスになります。
②:調理の制限(ひっくり返せない問題)
これまでの調理器具や技術が通用せず、「ひっくり返す」動作に慣れが必要です。
なんでかというと、調理スペースが極端に狭いため、一般的なフライ返しが入らないから。
卵焼きを作ろうとしたとき、幅広のフライ返しはそもそも入らず、菜箸だけでクルッと返すのは至難の業です。
シリコン製の細いスプーンや、専用のミニヘラを用意しないと、食材をうまく返せずにボロボロになってしまうことがあります。
手持ちの道具だけでなんとかなると思っていると、「食材が返せない!」とパニックになりかねません。
③:火加減のムラ(同時調理の難しさ)
「同時に3品作れる」は事実ですが、「同時に美味しく焼く」のは意外と難しいです。
コンロの火は一つしかないため、場所によって温度差が激しく、また食材ごとに火加減を変えられないからです。

例えば、真ん中でソーセージ、端で卵焼きを焼く場合。
「真ん中は火が通りすぎてソーセージが焦げているのに、端っこの卵焼きはまだドロドロ」ということが起きます。
「卵は弱火、肉は中火」にしたくても、フライパン全体が同じ火力になってしまうのがネックです。
焼き加減にこだわる人や、コンロの火の当たり方にムラがある機種を使っている場合は、扱いが難しく感じますね。
「普通のフライパン」VS「仕切りフライパン」どっちが正解?
では、結局のところ従来のやり方と比べてどちらが良いのでしょうか?比較してみましょう。
普通のフライパン+アルミホイル等の場合
「たまにお弁当を作る人」なら、普通のフライパンで十分です。
専用の道具を買わなくても、アルミホイルやシリコンカップで仕切れば代用でき、洗い物も楽だからです。
26cmのフライパンにアルミホイルで壁を作れば、汁気のあるものも混ざりません。
使い終わったらホイルを捨てるだけで、フライパン自体はサッと洗えば終了です。

週に1〜2回程度なら、わざわざ専用フライパンを買うメリットは薄いでしょう。
小さなフライパン(玉子焼き器)2個使いの場合
「味と焼き加減」を最優先するなら、小さいフライパンを2個使うのが正解。
それぞれの食材に最適な火加減で調理でき、味も混ざらないからです。
卵焼き器でキレイな卵焼きを作りながら、隣のコンロのミニフライパンでウィンナーと野菜を炒める
これなら失敗知らずです。 ただし、コンロを2口占領する上に、洗い物が2つ発生します。
コンロの口数に余裕があり、洗い物が増えてもクオリティを重視したい人向けですね。
結論:仕切りフライパンが勝つのは「〇〇」の時だけ
仕切りフライパンが圧勝するのは、「毎日必ずお弁当を作り、かつ朝の時間がない」というシチュエーションです。
味や焼き加減の多少の犠牲よりも、「コンロ1つ、調理1回」で3品完成するという「時短効果」が絶大だからです。
朝の忙しい15分間で、ご飯を詰めながらおかずを3品同時に完成させ、洗い物も(手間はかかるが)1個で済む。
このスピード感は他では代えがたいものがありますね。

「クオリティよりスピード」「工程を減らしたい」というニーズには、最強の解決策になりますよ。
買って後悔する人・しない人のチェックリスト
最後に、あなたが買うべきかどうかを判断するチェックリストを用意しました。
こんな人は「使いにくい」と感じて即お蔵入りします
こんな人は「買ってよかった!」と感動します
失敗しない仕切りフライパンの選び方(もし買うなら)
もし購入を決めるなら、少しでも「使いにくさ」を減らすために以下の2点に注目してください。
まとめ
仕切りフライパンは、決して「誰にでもおすすめできる万能調理器具」ではありません。
「洗いにくい」「慣れが必要」という明確なデメリットがあります。
しかし、毎朝のお弁当作りという戦場において、「同時進行で3品完成する」という武器は強力です。
ご自身のライフスタイルと性格(マメに洗えるか?大雑把でも時短したいか?)を照らし合わせて、検討してみてくださいね。


