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【要注意】水の激落ちくんの「危険性」と安全に使うコツを解説

「水だから安心」「二度拭きがいらないから便利」と思っていませんか?

お掃除の定番アイテムとして人気の「水の激落ちくん」。

ドラッグストアや100円ショップでも手に入り、洗剤を使いたくない場所でも気軽に使えるイメージがあります。

その一方で「危険」「塗装が剥げた」「手が荒れた」といったトラブルの声を目にすることもあります。

実は「水」という名前がついていても、その正体は私たちが普段飲んでいる水とは全くの別物です。

見た目は無色透明で臭いもないため、普通の水と同じ感覚で使いがちですが、そこには化学的な落とし穴があります。

この記事では「水の激落ちくん」がなぜ危険と言われるのか、その科学的な理由と、素材を傷めずに安全に使うための正しい知識を解説します。

「水の激落ちくん」が危険と言われる理由はpH値の高さ

水の激落ちくんのパッケージの裏面を見ると、成分表示に「アルカリ電解水」と書かれています。

この製品の危険性を正しく理解するうえで重要なのが「アルカリ性」の強さ(pH値)です。

正体は「強アルカリ性の水(pH12.5以上)」

水の激落ちくんは水を電気分解して酸性とアルカリ性に分け、アルカリ性の部分だけを集めて高めた「アルカリ電解水」です。

そのpH値はなんと約12.5にも達します。

pH(水素イオン濃度)は、0〜14の数値で表され「7」が中性です。

数値が1増えるごとに、アルカリ性は10倍強くなると言われています。

つまり、中性の水道水(pH7)と比べると、pH12.5というのは天と地ほどの差があるのです。

具体的な比較で言うと、

  • 重曹(pH8.2)
  • 石鹸水(pH10前後)

よりもはるかに強く、カビ取り剤や塩素系漂白剤(pH13前後)に近いレベルの強アルカリ性を示しています。

「水」という親しみやすい商品名に油断してはいけません。

普通の水と同じ感覚で素手で扱ったり、デリケートな素材に吹きかけたりすることが、最大の「危険」の正体ですよ。

手がヌルヌルする理由

素手で「水の激落ちくん」を使って掃除をしたとき、指先がヌルヌルするのは、あなた自身の指の皮膚(タンパク質)が溶けている証拠です。

強アルカリ性には、タンパク質や油脂を強力に分解する性質があります。

これが指先に触れると、

  • 皮膚表面の皮脂
  • 角質と化学反応(加水分解)

を起こして溶け出し、脂肪酸と反応して石鹸のような物質に変化(鹸化)します。

つまり、指の表面で「微量の石鹸」が作られているような状態になるため、ヌルヌルと感じるのです。

このヌルヌルは水で洗ってもすぐには取れません。

これを「ただの水だから」と放置すると、皮膚のバリア機能が破壊され、深刻な手荒れや化学熱傷のような皮膚炎を引き起こす原因になります。

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赤ちゃんやペットがいる家庭での安全性

強いアルカリ性という危険な性質を持つ一方で、赤ちゃんやペットがいる家庭で「水の激落ちくん」が推奨されることが多いのはなぜでしょうか。

一見矛盾しているように思えますが、そこには他の洗剤にはない明確な理由があります。

界面活性剤不使用のメリット

一般的な住居用洗剤に含まれる界面活性剤は、掃除後に成分が残留しやすく、赤ちゃんやペットが舐めてしまうリスクや、それを防ぐための二度拭きの手間が課題です。

一方、「水の激落ちくん」は界面活性剤や化学的な添加物を一切含みません。

最大の特徴は、乾く過程で空気中の二酸化炭素と反応し、pH値が下がって中性(ただの水)に近い安全な状態に戻ることです。

掃除後に乾いてしまえば、有害な化学物質は残りません

洗剤の残留成分を心配しなくて良いという点は、床に近い生活をする子供やペットにとって高い安全性と言えますね。

舐めてしまった場合のリスク

ただし、この安全神話はあくまで「乾いた後」の話です。

液体の状態(強アルカリ性のまま)で舐めるのはとても危険です

スプレーした直後の水たまりや、湿っている状態の床をペットが舐めたり、赤ちゃんが触った手を口に入れたりすると、原液が口内の粘膜を直接刺激します。

強アルカリ性はタンパク質を分解するため、口の中がただれたり、激しい炎症(化学熱傷)を起こしたりする可能性があります。

  • 乾いた後・拭き取った後:安全(中性の水に戻り、成分が残留しないため)
  • スプレーした直後の濡れた状態:危険(強アルカリ性が粘膜を傷つけるため)

使用中は「乾くまでは洗剤と同じ」という意識を持ちましょう。

子供やペットを別の部屋に移動させるなどの対策が必須です。

スプレーボトル自体も子供がいたずらをして、顔にかかったり飲んだりしないよう、誤飲防止のために手の届かない場所に保管しましょう。

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絶対に避けるべきNGな使い方と素材

強アルカリ性は油汚れやタンパク質汚れに強いです。

しかし、特定の素材に対しては攻撃性が高く、取り返しのつかないダメージを与えることがあります。

少しなら大丈夫だろうという油断が、変色や溶解といった「不可逆的な(元に戻せない)損傷」を招きます。

これから説明する素材には、絶対に使用してはいけませんよ。

【変色・腐食】アルミ製品・真鍮・銅

最も多くの人がやりがちな失敗が、金属類への使用です。

アルミ製品

アルミ製品は、アルカリに最も弱い金属の一つです。

換気扇の油汚れを落とそうとして、アルミ製のフィルターやファンに吹きかけてしまうケースが後を絶ちません。

アルカリ成分がアルミの表面を化学的に腐食させ、黒ずんで変色したり、表面が溶けて白く粉を吹いたようになったりします

一度黒ずんでしまうと、元に戻すことは非常に困難ですよ。

真鍮(しんちゅう)・銅

アンティーク家具の取っ手やカトラリー、インテリア雑貨として人気の真鍮や銅は、アルカリ性にとても敏感です。

ひとたび付着すると急速に酸化反応が進み、一瞬にして特有の輝きが失われてしまいます。

黒ずみや茶色いシミのような変色跡は、拭き取っただけでは元に戻らないことが多いです。

大切な風合いを損ねてしまうため厳禁です。

【シミ・変質】皮革製品・無垢の木材

皮革製品・無垢の木材といった自然素材は、一度ダメージを受けると修復がほぼ不可能です。

皮革製品

革の主な成分は動物の皮膚(タンパク質)です。

アルカリ電解水がかかると、タンパク質が分解されて組織が壊れます

その結果、ひどいシミになったり、油分が抜けて革が硬化・ひび割れを起こしたりします。

ソファやバッグ、靴のお手入れには絶対に使ってはいけません。

無垢の木材・白木

フローリングや家具に使われる表面加工されていない木材は、水分を吸い込みやすい性質があります。

アルカリ成分が染み込むと、木材の成分と反応して「アルカリ焼け」と呼ばれる茶色っぽい変色を起こします

ワックスが塗られている床でも、強力な洗浄力でワックスごと剥がしてしまうため、使用は避けましょう。

【コーティング剥がれ】液晶画面・眼鏡・車のボディ

表面に特殊な加工が施されているものも、その機能を破壊してしまいます。

液晶画面(テレビ・PC・スマホ・タブレット)

テレビ、PCモニター、スマートフォンの画面には、

  • 反射防止(アンチグレア)
  • 指紋防止(オレオフォビック)

といった繊細な化学コーティングが施されています。

強アルカリ成分は、汚れだけでなくこれらの薄い機能膜まで強力に分解・溶解してしまいます。

一度コーティングが剥がれると、

  • 画面がまだら模様になったり
  • 白くくすんで見えにくくなったり

するだけでなく、照明の映り込みが激しくなって目が疲れる原因にもなります。

「水拭きなら大丈夫」という誤解が、高価なディスプレイを台無しにする一番の原因です。

眼鏡・サングラス

プラスチックレンズの表面にある多層膜コーティング(マルチコート)は、酸やアルカリ、熱に弱いデリケートなものです。

アルカリ電解水が付着すると、コーティング膜に「クラック」と呼ばれる細かいひび割れが入ったり、膜自体が剥がれたりします。

そうすると、視界が白くにじんで見えづらくなるほか、光が乱反射して見えにくくなります。

中性洗剤での洗浄は推奨されていますが、アルカリ性は厳禁です。

車のボディ・外装パーツ

ボディの塗装面や、せっかく施工したガラスコーティング、ワックスを強力に分解してしまいます。

塗装のツヤが失われて白っぽくなるほか、アルカリ成分が乾燥して残ると、頑固な白いシミ(イオンデポジット)となって固着します。

また、

  • 窓枠のゴムパッキン
  • ワイパーゴムなどの樹脂パーツ

も、アルカリによって劣化・硬化が早まるため、洗車への安易な使用は避けるべきです。

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危険を回避しながら便利に使う正しい方法

「水の激落ちくん」は、特性さえ理解していれば、キッチンの油汚れには最強のパートナーとなります。

その強力な洗浄力を最大限に引き出しつつ、リスクをゼロにするための実践的なテクニックを紹介します。

ゴム手袋の着用必須

前述の通り、素手で触れると皮膚のタンパク質を分解してしまいます。

「ちょっとスプレーするだけだから」と素手で扱うのは危険です。

痛みを感じなくても、皮膚の表面は確実に溶け、バリア機能が破壊されていきます。

使用する際は、必ずゴム手袋を着用しましょう。

特に大掃除などで長時間使用する場合は、厚手のゴム手袋が安心です。

万が一皮膚についた場合は、すぐに大量の水で洗い流してください。

おすすめする使用場所と用途

「水の激落ちくん」が最も輝くのは、以下の場所です。

なぜここで効果を発揮するのか、その理由を知っておきましょう。

キッチンの油汚れ(コンロ周り、換気扇※、壁)

油汚れの多くは「酸性」です。

アルカリ電解水は酸性を中和すると同時に、油と反応して石鹸のような水溶性の物質に変える「鹸化(けんか)作用」を持っています。

これにより、ベトベトに固まった油汚れも、こすらずにスルッと拭き取ることができるのです。

冷蔵庫の中・電子レンジ庫内

冷蔵庫や電子レンジは食品を直接入れる場所なので、

  • 合成洗剤の界面活性剤
  • 香料の残留

が気になるエリアです。

アルカリ電解水なら、汚れを落とした後は「ただの水」に戻るため、二度拭きの手間がいらず、安全性も抜群です。

また強アルカリによる除菌効果で、庫内の嫌なニオイの元となる雑菌も除去できます。

リビングのヤニ汚れ・手垢汚れ

  • 壁紙の黄ばみ
  • ドアノブ・スイッチ周りの黒ずみ

これらはタバコのヤニや皮脂汚れが原因で酸性の汚れです。

スプレーしてひと拭きするだけで、驚くほど簡単に汚れが落ち、部屋全体が明るくなりますよ。

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効果的な使い方のコツ

ただスプレーして拭くだけでも十分きれいになりますが、一工夫することで頑固な汚れも簡単に落とせます。

すぐに拭き取る・乾拭き仕上げ

素材へのダメージを最小限にするため、パックする場合以外は、スプレーしたら放置しすぎずサッと拭き取るのが基本です。

また、拭き取った後に水分が残っていると、乾燥した後に白い跡(カルキ残りなど)になることがあります。

仕上げに乾いた清潔なクロスで乾拭きをすると、ピカピカに仕上がりますよ。

「湿布法」でパックする

壁面や頑固な汚れには、スプレーしただけでは液が垂れてしまい、成分が汚れに浸透しません。

キッチンペーパーにたっぷりと液を染み込ませて汚れに貼り付け、さらにその上からラップで覆って乾燥を防ぎます。

5〜10分ほど放置することで、汚れが浮き上がり、軽い力で除去できるようになりますよ。

温めて使う(上級者向け)

化学反応は温度が高いほど活発になります。

油汚れがひどい場合、耐熱容器に移して電子レンジで人肌程度(40度前後)に温めてください。

イオンが活性化し、洗浄力が劇的にアップします。

食器を水よりもお湯で洗うと、汚れが落ちやすいのと同じ理屈ですね。

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まとめ

「水の激落ちくん」は強アルカリ性であるがゆえに高い洗浄力を持ちます。

界面活性剤を使わずに、油汚れや手垢を落とすことができる便利なクリーナーです。

しかし、素材への影響や皮膚刺激のリスクも伴います。

なので、適切な知識を持って使用することが不可欠です。

注意点を理解し、用途に合わせて正しく使うことで、家庭で安全かつ効果的に活用できる頼れる掃除アイテムとして大いに役立ちますよ。