庭木の手入れや造園業において、脚立を使わずに高い枝を剪定できる「ポールヘッジトリマ」は必須のツールです。中でもマキタの18Vシリーズは、そのパワーと使い勝手の良さで高い人気を誇ります。
しかし、購入を検討する際に多くの人が直面するのが「MUN500WDとMUN501WD、どっちを選べばいいの?」という悩みです。型番が1つ違うだけですが、実は操作性を左右する大きな違いがあります。
この記事では、両モデルの違いを徹底比較し、あなたの作業スタイルに最適な一台を見つけるための情報を提供します。
▼MUN500WD (2グリップ) の詳細はこちら
▼MUN501WD (ループハンドル) の詳細はこちら
MUN500WDとMUN501WDの基本情報

まずは両モデルの基本的な位置付けを確認しましょう。
どちらもマキタの18Vバッテリーを使用する充電式ポールヘッジトリマですが、形状に決定的な違いがあり、それが「作業の質」を変えますよ。
MUN500WDとは?
MUN500WDは「2グリップ」ハンドルを採用したモデルです。
特定のハンドルパーツを持たず、棹(ポール)自体をグリップとして機能させる設計になっています。
持ち手が固定されていないため、作業内容や体勢に合わせて、前後の手の幅を自由に広げたり狭めたりできるのが最大のメリットです。
草刈機(刈払機)のツーグリップ仕様に慣れている方なら、違和感なくスムーズに移行できるでしょう。
MUN501WDの特徴
MUN501WDは「ループハンドル」を採用したモデルです。
ポールの中間部に設置された輪っか状のハンドル(ループ)を左手で握り、右手でトリガを操作するスタイルです。
左手の位置が物理的に固定されるため、機械の重心を一定に保ちやすく、ブレの少ない安定した挙動が可能になります。
マキタのポールヘッジトリマーの位置付け
両モデルとも、マキタの園芸工具ラインナップにおいては「高所・遠所作業用」のプロ・ハイアマチュア向けモデルに位置します。
23mLクラスのエンジン式ヘッジトリマに匹敵するパワフルな切断能力を有しながら、充電式ならではの「低騒音・低振動・排ガスゼロ」を実現。
など、騒音に配慮が必要な現場でも気兼ねなく使用できる点が、プロの造園業者から高く評価されていますよ。
また、エンジン始動の手間(リコイルスターターを引く作業)がありません。
スイッチ一つですぐに作業を開始できる機動力も大きな魅力ですね。
MUN500WDとMUN501WDの違い

ここからが本題です。型番の違いが実際の作業にどう影響するのかを深掘りします。
刃の形状と切れ味の違い
多くの人が購入時に気にするのが「刃(ブレード)の性能差」ですが、結論から言うとMUN500WDとMUN501WDの刃の仕様は完全に同一です。
マキタ独自の技術である「偏角拝み刃」を採用しており、高い切断能力と美しい仕上がりを両立しています。
- MUN500WD (2グリップ)
- 竿を直接握るため、手首の返しや指先の感覚がダイレクトに刃先に伝わります
- 玉作りや複雑な曲面の剪定において、意図した通りのラインを描きやすく、繊細なコントロールが可能
- MUN501WD (ループハンドル)
- 左手の位置がループ部分に固定されるため支点が安定
- 長い生垣の側面や天面を真っ直ぐに刈り込む際、刃先が上下にブレにくく、均一な面を作りやすくなります
- 「面を整える」作業において真価を発揮
物理的な切れ味は同じでも、ハンドル形状によって刃先の挙動が変わるため、体感的な作業性は大きく異なります。
作業効率とパフォーマンス比較
スペック上のストローク数や切断能力は同等ですが、「地形」によって効率が変わります。
| 特徴 | MUN500WD (2グリップ) | MUN501WD (ループハンドル) |
|---|---|---|
| 平地での作業 | 〇 | ◎ (安定して振れる) |
| 傾斜地・足場が悪い場所 | ◎ (自由度が高い) | △ (ハンドルが邪魔になることも) |
| 高い生垣の天面 | 〇 | ◎ (腕を伸ばして支えやすい) |
| 入り組んだ枝の剪定 | ◎ (小回りが効く) | 〇 |
バッテリー仕様と充電時間の分析
両モデルとも、マキタの主力である「18V LXTバッテリー」システムを採用しています。
300モデル以上のツールと互換性があり、手持ちのインパクトドライバや掃除機などのバッテリーをそのまま流用できる経済的なメリットがありますよ。
マキタの大きな強みは充電の速さです。6.0Ahバッテリー(BL1860B)でも約40分でフル充電が完了します。
お昼休憩や移動の合間に回復できるため、予備バッテリーを1つ組み合わせれば、プロの現場でも作業が止まることはほぼありません。
ハンドル形状の違いによりMUN501WDの方がカタログスペック上は僅かに(約100g程度)重い仕様ですが、モーターや消費電力は同一です。
そのため、実質的な稼働時間に優劣はありません。純粋にハンドルの好みで選んで問題ありませんね。
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主な機能と仕様の比較

両モデルに共通して搭載されている、マキタならではの優れた機能を紹介します。
現場での実用性を徹底的に追求した設計が光ります。
三面研磨刃とその利点
MUN500WD/501WDにはプロの現場でも定評のある、切り口が美しい「三面研磨刃」が採用されています。
偏角・角度調整の利便性
このシリーズの使い勝手を決定づける最大の特徴が、柔軟なヘッド角度調整機能です。
全6段階の角度調整
上向きから下向きまで、45°〜ー70°の範囲で6段階に調整可能です。
など、作業者の立ち位置を変えずに最適なブレード角度で効率よく作業できます。
180度折りたたみ収納
移動や保管時には刃を180度折りたたむことができます。
全長が非常にコンパクトです。軽自動車のトランクや助手席にも積み込みやすくなっていて、現場間の移動がスムーズになります。
また、刃が露出しない状態で運べるため、安全性も向上しますよ。
体感的な使用感と作業の快適さ
長時間作業を想定し、身体への負担を軽減する設計が随所に施されています。
優れた防振構造
モーターハウジング部とグリップ部を独立させ、防振ゴムで絶縁する構造を採用しています。
ブレードの駆動による微細な振動を効果的に吸収し、手や腕への振動伝達を大幅にカットします。
これにより、長時間の連続作業でも手が痺れにくく、疲労を軽減します。
絶妙な重量バランス
モーターやバッテリーといった重量物を手元(後方)に配置するレイアウトを採用しています。
先端が軽くなるため、テコの原理で持ち重り感が少なく、高い場所へ竿を伸ばしても腕への負担が少ないのが特徴です。
特に2グリップ(500WD)は、握る位置を微調整することで、自分の体格に合った最適なバランスポイントを見つけやすくなっていますよ。
MUN500WDとMUN501WDのユーザーレビューと口コミ

実際に使用しているユーザーの声をまとめました。
現場の声からは、カタログスペックだけでは見えてこない「リアルな使い勝手」が浮かび上がってきます。
MUN500WDの使用感
法面(斜面)での作業が多いので、2グリップのMUN500WDを選びました。足場が悪くても、持ち手を変えながら柔軟に刈れるので正解でした。ループハンドルだと、斜めの体勢のときにハンドルが体に当たったりして邪魔になることがありますが、2グリップなら竿のどこでも握れるので、自分の体勢に合わせて重心をコントロールできます。
細かい造形物や入り組んだ松の剪定には、竿を自在に操れる2グリップの方が圧倒的に使いやすいです。手首のスナップを効かせて刃の角度を微調整できるので、まるで自分の腕が伸びたような感覚で作業できます。
MUN501WDの評価
長い生垣の天面をひたすら真っ直ぐ刈る作業には、ループハンドルのMUN501WDが最高です。ハンドルに手を引っ掛けるようにして支えられるので、腕の負担が分散され、疲れが全然違います。2グリップだと常に握力を使って支える必要がありますが、ループハンドルは『乗せる』感覚で使えるのが楽ですね。
造園業を営んでいますが、初心者やアルバイトの人に使わせるなら、持つ場所が分かりやすいループハンドルの方が安定して刈れるようです。左手の位置が固定されるため、刃先が暴れにくく、結果として刈り込み面が綺麗に仕上がります。
MUN500WDとMUN501WDをそれぞれ選ぶ理由
MUN500WDとMUN501WDをそれぞれ選ぶ理由は解説します。
MUN500WDが選ばれる傾向 → 玄人・造園業・斜面作業
「自由度の高さ」が最大の決め手です。
どんな体勢でも、どんな角度でも握り変えられるため、複雑な地形や樹形に対応しなければならないプロフェッショナルな現場で重宝されています。
MUN500WDとMUN501WDのまとめと選び方ガイド
MUN500WDとMUN501WDの違いは、実質的に「ハンドル形状」のみです。
しかし、この違いが作業の疲労度や効率に大きく影響します。
迷った場合は、「自分が作業する足元の状況」を想像してください。
足元が平らなら501WD、斜面や段差が多いなら500WDを選ぶと失敗が少なくなります。
マキタの製品は耐久性が高く、リセールバリュー(中古価格)も安定しています。
どちらを選んでも、18Vバッテリーシステムの拡張性という恩恵を受けられます。
ご自身の庭や現場の環境に合わせた「持ちやすさ」を優先して選んでみてくださいね。
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